▶︎子供の英語教育、いつから始めたらいい?

キッズ&親子留学について

英語教育に最適なタイミングについて

うちの場合、海外移住や留学を検討し始めたのは、子供達が5〜6才の頃です。

小学校2〜3年まで、東京都内の私立幼稚園から公立小学校へ通っていました。

漠然と、どこかのタイミングで子供達には海外のインターナショナルスクールに留学させたいと思っていましたので、学校の体験も兼ねて、仕事や旅行で1週間ほどカンボジアに滞在することもありました。

さらに、子供達も連れてタイやマレーシア、シンガポールなどに連れて行ったりというリサーチ期間が1〜2年ほどあったでしょうか。

しかし、当時(2011〜12年頃)英語留学を始める時期、ネイティブ英語習得に最適な年齢などの情報や資料に乏しく、周囲で海外留学を経験したご家庭やお子様の状況を参考に、進路を模索しておりました。

体験入学(サマースクール)を経て、長男が小学校3年生、次男が小学校2年生の時に移住し、2014年から2022年の8年にわたる海外生活を経てきました。

また、コロナ中の2020年には長男の高校受験を経験し、現在無事高校3年生となりました。次男は、本人の希望で引き続きインターナショナルスクールに通っています。

ブログにも前述しましたが、うちの場合は、長男が日本語強めの英語脳、次男が完全に英語脳となってます(お子様それぞれの個性にもよると思います)。

留学開始時期は、長男の場合は小3の二学期より海外〜高校入学で日本(留学7年間)

次男の場合は小2の二学期より海外(留学9年目)です。

日本の学年では1学年違いですが、次男は早生まれのため一歳半の違いですが、

一歳半時期が違うだけで、言語脳が違うという結果

になっております。

表にするとこんな感じです

長男は、海外大学を目指しておりますのでIELTS試験の最中におり、次男は来期IGCSEというイギリス国際試験を受けることになってますので、まだ明確に両者に将来どのような差が出るかというのは分かりません。

ただ一つ言えるのは、小学校3年の途中まで日本にいた長男は、完全にベースが母国語(日本語)だということです。

これは有利とも不利ともどちらともいえると思いますが、日本の学校に帰国子女として帰ることを前提とするならば、断然“小学校3年生以降での留学”をお勧めしたいと私は思います。

ただ、突然小学校3年生で英語の学校に入ったわけですから、当然慣れるまでの苦労はあります。

これは子供本人に頑張ってもらうしかなく、親は、なるべく子供に負荷やストレスをかけないよう家庭は楽しく、見守るしかないです。

学校は、ESL(英語を第二言語とする留学生のための補講制度)を1年間、授業後に個別に行ってくださいましたので、小学生であれば新たな言語習得やコミュニケーションは心配はないのです。

私はさらに、初年度は地元の学生が英語を習う英語塾にも週2回ほど通学してもらいました。(こちらは大人もコースがあるので、私も週一回ほど初心者コースに通いました)。

その結果、一年遅れで編入学した長男は、すぐに(半年程度)通常の学年クラスでの授業となり、飛び級もしていました。その後高校入学で日本帰国となりましたが、幸いに日本の高校にもすっかり馴染んで、高2まで無遅刻無欠席という頑張りまで見せてくれたというおまけまで付きまして、長年のそう便利ではなかった海外生活で免疫力がついたのか、風邪もひかないようになったんですね。

次男は、入学した学年のまま現在インターナショナルハイスクール10年生です(元々早生まれのため、こちらと日本では学年がずれることもあります)。

つまり、長男の場合は小3での留学で苦労はありましたが、半年〜1年で通常の英語クラスに入ることができ、高校受験も日本の学年通りでした。何より、英語ネイティブという武器を6年半で身につけたことは、本人にとって大きな自信となって日本に帰国できたように思います。

ですが、これがもっと遅れていたら…?と思うと、ちょっと違う結果になったと思うのです。

まず、ネイティブ英語に慣れること、クラスに馴染むことが最重要だと思うのですが、あくまでもうちの場合ですが、小学校3年生が最適だったように私は実感しています。

兄弟で一年半違うだけで、言語脳に差が出てきたくらいですので、小学校の1〜2年というのはかなり重要なのだと痛感しています。

ご家庭で、英語メインに育てたいか日本語メインで考えるかにもよります。ネイティブ習得を目指す場合はやはり早いに越したことはなく、当方のクラスメイトにも幼稚園から英語留学されていたお子さんもいらっしゃいました。ただ、その方々は中学受験のため小学校高学年で帰国されてらっしゃいます。帰国後の塾通いや、こちら🇰🇭での国語学習なども行ってました。

あくまでうちの場合の検証結果ですが、日本帰国前提でしたら、母国語の読み書きは小学校2年生レベルまではそもそもできてた方が、帰国にあたっての国語学習や帰国後の学校生活もスムーズかと思います。

2021年より日本帰国してからの状況、実際の経験や、同じインターナショナルスクールから帰国されたママ友とも(けっこう頻繁に笑笑)情報交換をしながら、それぞれのケースをエクセルで個人的に記録としてまとめていました。それぞれ留学時期、帰国時期は異なり、私自身も子供の中学や高校進学の際にたいへん参考にさせていただきました。今後も引き続き検証はしていきたいと思います。

ご紹介できるのはうちの場合のみ、ほんの一例のケーススタディではありますが、

今後の子どもの英語教育や、留学を考える親御さんの一助になっていただけたら幸です。